2016/09/21渡辺 明寛
こんにちは、住工房の渡辺です。
常滑市で催されている、ある切り絵作家の個展に出掛けてきました。
切り絵の魅力は、色々ありますが、やはり、ペンや筆で描く絵と異なり紙を切った線や面で
表現されているのが最大の特徴です。
普通の絵のように線や色を描きたして、作り込むことができず、やり直しがきかないところにある、
その揺るぎない切り取った線の力強さや緊張感が私は大好きです。
気が遠くなりそうな、ものすごく細かい作品もあれば、単純でホッコリとした優しい作品もありましたが、
どの作品もユーモアや美しさに溢れ、一つとして面白くないものはありませんでした。
その作家さん曰く、針のように細い線の複雑で難しい切り絵が作れたとしても、それが素晴らしいとは
思わない。
自分や観る人が、こんなの面白いなぁという作品を作りたい。だそうです…同感です。
会場は、古民家を生かしたギャラリーで、雰囲気がとても切り絵とマッチしていて独特な世界観でした。
切り絵を引き立てるように所々に配置してある花や鉢、小物などもこの作家さんの作品です。
つまりは切り絵だけでなく、こういう素敵な空間を作ることが、だーい好きな方なんですね。
とてもセンス良かったです。
この作家さんは、独学でこの道を極めて来られたということでしたが、
アートは、堅苦しいものではなく自由に自分の好きな空間を楽しみながら作ることなんですね。
秋の展示会シーズンに皆さんも心を踊らせる出会いがあるといいですね。
《お知らせ》
住工房は、10月にモリコロパークで開催される
「RENOVATION EXPO JAPAN 2016 in TOKAI」会場にて、
リノベーション相談会を行います。
興味のある方、ご相談事のある方は、是非、お立ち寄りください。
アドバイザーがお応えいたします。