2017/05/28長谷川 義一
こんにちは、一級建築士の長谷川です。
先日は、5月なのに30度を超える夏日がありましたね。
週末もお天気が良く、7月8月になったら、何度になるのかと心配です…^^;
そんな時に東郷町の耐震診断が始まり、
現場調査に行ってきました
やはり、小屋裏はサウナ状態。
部屋に降りてきたらエアコンが入ったぐらい涼しく感じました!
最初は【床下の調査】をします。
和室の畳を上げて床下を確認します。
床下をのぞくと、家の荷重を支えている床束石(ゆかつかいし)や根絡み材(ねがらみざい)が見えます。
束石に割れがないか、土台が浮いていないか、根絡み材の有無、しっかりと留まっているかなどを、確認します。
床の水平の歪みに対処する火打土台(ひうちどだい)材の有無も確認します。
写真の真ん中、斜めに渡してある材料が火打です。
次は、【小屋裏の調査】です。
天井裏へは、押入の上段の天袋から上がります。
体形がスリムでないと…….大変です(汗汗
小屋束の雲筋交い(くもすじかい)も確認します。揺れがあった際に屋根面の歪みを抑える役割の材です。
小屋の火打梁材を確認します。床下同様に、水平の歪みに対処するためのもの。
屋根裏からは、壁内に設置されている筋交い(すじかい)の有無を確認します。
これが最も重要です!
数か所の筋交いの確認で、建物全体に筋交いが入っているか、大まかな判断ができます。
このように正確な診断に成る様、汗をかいて見つけています。
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