2017/08/05小松原 一浩
こんばんは 施工管理の小松原です。
毎日暑い日が続きますが、今も台風が接近しつつあり、
住まいに関しても、雨風に関して心配ごとが増える時期です。
今日は、よくある雨漏りと改修の事例をひとつご紹介します。
2階の押入れの中に大量の雨漏りが発生したので、見てほしいとお問い合わせをいただきました。
まずは押入れの真上の屋根に登ってみます。。。
屋根の形状が、いかにも雨漏れしそうな収まりになっています。
このままでは場所が特定できないので、瓦を一部めくってみました。
屋根と壁の間に谷樋(銅版製)があるのですが、
そこに小さな穴を発見しました!
年数が経つと、常時雨滴が落ちるところから腐食して
銅版が薄くなり、やがて穴が開きます。
とりあえず応急処置をして雨漏りを止めます。
現状についてお客様とお話しし、今後のことも考慮して、谷樋全体を交換することにしました。
ここからはその工事の様子です。上の瓦を一時撤去して交換します。
今度は腐食しにくいガルバ二ウム鋼板を使用します。
さらに、瓦から大量の雨水が流れ込んでも
水が溢れにくい形状へ改良しました。
瓦を元通りに戻して完成です!
雨漏りを長く放置しておくのは、最もNGです!
木部が常に湿った状態になり、構造柱が腐ったり、シロアリが来たりして建物が弱ってしまいます。
家の寿命にもかかわってきますので、早めの応急処置と根本の改善が大切です!