2017/07/01渡辺 明寛
こんにちは、住工房の渡辺です。
今日も蒸し暑くて、夏が来る前にバテてしまいそうです。
蒸暑い日に外から帰って来て、家のフローリングを素足で歩くと、ペタペタしてイヤな感じを受けたことはありませんか。
私は、それが気になるので、必ずスリッパを履いて歩いてしまいます。
住工房のショールームの床は、無垢板を使用しています。素足で歩くとサラサラとしていて、とても気持ちがいいのですよ。
その理由は、無垢材が湿気を吸放出してくれるからです。
ということで、今回は、床の張替えと湿気にまつわる話をします。
床板の張替えは、既存の床を剥がしてから下地を調整し、その後、新しい床板を張ります。
プロの職人さんは、いとも簡単そうに張り替えていきますが、先ほど登場した無垢板のフローリングに張り替える場合、
実は、とても技術がいる仕事なのです。
無垢材は、湿気に影響され、伸縮するという素材特有の特徴がありますから、工事する季節によって、
きつめに張ったり、ゆるめに張ったりという配慮が必要で、ちょっとやそっとで、掴める感覚ではありません!
スペーサーという「隙間を空けるため」の道具を使い、長年の経験を基に床板を張っているのです。
何気ない隙間・・・されど考え抜かれた、そこにふさわしい隙間です。
蒸し暑い名古屋の夏、湿気の多い日本の夏を爽やかに気持ちよく過ごせる家には、職人さんの技が詰まっているのです。
やっぱりプロに任せて正解!というのは、こういったところにあるのでしょうね。