Renovation22 S様
ご自宅を建てられた当初、設計では気がつかなかったリビングダイニングの壁を隔てた廊下や階段スペースの採光。どうしても、室内が暗く風通しが良くないことが気になっていたS 様。改装前は対面キッチンでしたが、壁がありダイニングに座る家族とのコミュニケーションがとりにくくキッチンが閉鎖的なのもお悩みでした。
キッチン前の壁を取り払い奥様好みのプロヴァンス風で明るいLDKに改装。
暗かった階段前のスペースにも、改装前には無かった可愛らしい室内窓から自然光が入るように工夫をし、南フランスを彷彿させるような明るく開放的な空間へ生まれ変わりました。
改装前は腰窓だったダイニングの窓を採光や通風、家事動線を考えて掃出し窓に変更することで、過ごしやすく快適な空間になるようにご提案。
既存の腰壁をグレー色に塗装してからエイジング加工でシャビーなテイストに仕上げ、奥様のご希望でしたプロヴァンス風の明るいインテリアを意識して、既存の壁や床と調和がとれるようにコーディネートしました。
既存のキッチンを取り壊し、新しくLIXILのシステムキッチンを設置。新しくなったキッチンの前にカウンターを造作し、自然で優しい感じがする古いレンガ調のタイルを貼ることで大人かわいいキッチンに仕上がりました。
壁を取り除くことであらわになる柱は、取り除くと建物の強度に不安を感じるS様。デザインを損なうことなく安心して暮らしていただけるように、既存の柱を残しエイジング加工された化粧材で囲う仕上げにしました。
以前は、こげ茶色だった腰壁を造作家具と同じグレー色に塗装した後、丁寧にエイジング加工を施して、お部屋全体の雰囲気を合わせました。
キッチンの改装に合わせて、背面収納をオーダーで製作しました。
お部屋全体の雰囲気に合わせて家具の色味を合わせ、家具に取り付けた取手も雰囲気を損なわないようにセレクト。
壁面には雑貨や食品を楽しくレイアウトできるように飾り棚を取付け。
キッチンに立ってお料理をしながら、ダイニングやリビングで過ごす家族との会話を楽しんでいただける工夫をしました。
《室内窓をインテリアのようにも楽しむ》
リビングダイニングから壁を隔てた向こう側は階段や廊下スペースで、
長い間、暗くて風通しも良くないとお悩みだったS様。
耐震や強度を考えながら開口できる所に室内窓を新設することで、
風通しや採光も確保でき、お家全体が快適で過ごしやすくなりました。
室内窓は無垢材を使用し、経年変化を楽しめる素材に。
室内窓には、ディテールが美しい半透明の輸入ステンドグラスを入れました。
新設した室内窓と敢えて残した筋交いがお部屋のアクセントとなり、空間に変化を与えてくれます。
以前は腰窓だった窓を大きな掃出し窓に変更して、ダイニングからお庭に出入りできるように改善しました。掃き出し窓の床は、一枚一枚の色柄が異なる温かみのあるレンガタイルを採用しました。また、窓が大きくなったことで、風通しや採光も十分に確保できる明るいダイニングになりました。