Renovation29 W様邸
50歳代のW様が以前から不便さを感じていた生活動線。リビング、キッチン、洗面、浴室、玄関と繋がる動線の改善やリビングの空間も広く感じられる工夫をWご夫妻に喜んでいただきました。
若い頃は子育てに追われ忙しく過ごされていたというご夫妻も「年齢を重ねるうちに、物を見る目も養われ、モノの良し悪しが分かるようになってきた。自分達が良いと思うモノを永く使っていきたい」と、家具や照明、ファブリックを一つひとつ丁寧にお二人で選び、気に入ったモノに囲まれるラグジュアリーな大人の空間になりました。
当初、W様はリビングやキッチンからお風呂場へ行くのに廊下を通らなければならないこと、また、洗面室が狭いことがお悩みでした。
そこで廊下と勝手口をなくして洗面室を広げ、キッチンからパントリー、洗面・浴室へ動線を一直線に繋いで家事動線を改善。
リビングから玄関に繋がるドアを塞ぐことでリビングの壁を広くし、キッチンの形状と向きを変えることでリビングとキッチンも繋がり、回遊できる動線に変わりました。動線の改善で暮らしやすくなったと、ご夫妻は喜んでいらっしゃいました。
玄関を開けて目に飛び込んでくるのが、天井まである扉と奥にある絵。
扉をクリアガラスにしたことやライティングの効果で奥行き感が増した空間は、さながらギャラリーの様。その先に続く空間に期待感が高まります。
絵が掛かっている正面の壁には、奥様お気に入りのマナトレーディング社製のピュアモリスの壁紙。
シャープなイメージのお部屋ですが、ボタニカル柄の柔らかなテイストがお部屋全体の印象を優しい雰囲気にしています。
帰宅して、お気に入りのモノが出迎えてくれるのは嬉しいですね。
訪問された方々も凛としたアートな空間に目を奪われているそうです。
「この年代になったからこそ、一つひとつのモノを自分達なりにじっくり選ぶ楽しさが分かってきました」とおっしゃっていたご夫妻。カタログだけでなく、お二人でショールームへ出向き、現物を見て触って納得したものを選んでリノベーションしました。
アーバンな雰囲気を好まれるご夫妻に合わせて、リビング・ダイニングはウォールナットをふんだんに使用した落ち着きのあるラグジュアリーな空間に。
マナトレーディング社製のカーテンにお似合いのタッセルは、奥様が選ばれたお気入りの一つ。
ソファーは、奥行80cmのゆったりしたタイプでラグジュアリーな雰囲気も演出しています。
カーテンを天井から吊るすことで、上質な眠りを提供するホテルのように遮光性を高められます。また、鉛直方向が強調されることで天井を高く見せて、カーテンの装飾性も増します。
光色を使い分けるライティングは奥様の発案。電球色・温白色・昼白色を適所に選んでいるので、光の色の違いが美しく、ラグジュラリー空間をより一層引き立てています。住まう人と一緒になってリノベーションするから、プランニングから施工、完工と楽しさが繋がります。
テーブルの上のペンダントライトは、お料理を色鮮やかに美味しそうに照らす演色性の高いタイプ
リビング・ダイニングはウォールナットをふんだんに使ったラグジュアリーな雰囲気にして、ユーティリティー室は清潔感のある、白・グレー・ブルーでシックにまとめました。見た目もさわやかで清
潔感があり、リビングとキッチンのインテリアを変えることで、居室とユーティリティー室を別けています。また、居室とユーティリティー室をインテリアで分けた空間は、ラグジュアリーテイストのリビング・ダイニングとシックテイストのユーティリティー、両方のインテリアを楽しめます。
ユーティリティーの床は、デザイン性や清掃性も良いサーモタイルを採用。ヒヤッとしない心地よい肌触りなので、寒い冬場でも快適に過ごせます。
ガスコンロの壁は、デザイン性も高くお掃除しやすいタイプのタイル貼。落ち着いた色合いと質感はキッチン全体の雰囲気と馴染み、通し目地にしたことで、洗練された大人の雰囲気漂う調理スペースになりました。
W様は「リノベーション前と同じ面積なのに、広く感じゆったりした気分で過ごしています」とリノベーション後の生活を楽しまれています。また、動線を見直した間取り変更のリノベーションをとても気に入っていただけたご様子で、「こんなに快適になるのなら、和室のリフォームも住工房さんにお願いしようかしら」と、当初は予定ではなかったリフォームも検討中です。
お客様のニーズを捉え、困難な間取り変更でも施工できる技術があるから提案をし、自社設計・自社施工でカタチにするスタイルに共感してくださっています。