Renovation40 T様邸
「キッチンに居ても家族の会話に参加できるLDKにしたい!」それが奥様の願いでした。
以前はキッチンがLD横奥の場所にあり、キッチンの作業が見えない閉塞感のある間取りでした。機能的ではありましたが日々料理を作る奥様のその切なるお気持ちが痛いほどわかります。
そこで、LDKにアイランドキッチンを設置し常にコミュニケーションの中心に。生活動線を考えて洗濯、洗面、お風呂などの水廻りはキッチンからそのまま行き来できるように。
奥様の願いをカタチにすることで、料理をしながら会話がはずみ、キッチンに人が自然に集まる住まいへとフルリノベーションしました。
アイランドキッチンは回遊動線なので、人が集まっても動きが妨げられずコミュニケーションがとりやすい理想の形ですが、丸見えになるので、きれいさを保つにはたっぷりの収納スペースが必要です。大容量のキッチンに加えて造作の収納棚・家具を背面に設置。“見せる”と“仕舞う”を上手に使い分けて、余裕あるキッチン廻りにしました。また料理の油の飛び散りや匂いの広がりも気になるところ。そんなアイランド型キッチンのマイナスポイントを払拭してコンロとレンジフード全面にガラスをはめ込みました。
キッチンの床をお掃除が楽な大判のタイル貼りにし、サンドベージュにすることでキッチンのシックさを柔らかい印象に。LDの床はチークの無垢フローリング、素足での寛ぎが快適です。
19帖のLDKの奥には収納たっぷりの約5帖の洋室。普段は風通し良く開放して、またゲストルームとしても使えるように間仕切りできちっと仕切ることも自由自在です。
ストーブはエコで優れたデザイン性と安全性を両立したバイオエタノール暖炉を使用。お手入れが簡単で、設置後も場所を変えられます。
詳しくは→エコで安全な新しいバイオエタノール暖炉「ecosmartfire」
床に家具を置かず、テレビやオーディオ機器も壁にバランスよく設置して、広々スペースが出来上がりました。会話を楽しむ時間を大切にされる施主様は、安らぎを感じてもらえるダイニングにと椅子にもこだわり、宮崎椅子をセレクトされました。
自然な色合いの石材タイルと床材の質感がマッチして、玄関から一直線に繋がる明るい廊下に
光と風が降り注ぎます。
奥様のご趣味の生け花やブリザーブトフラワーも一段と引き立つ玄関に。
廊下にはモダンなタイル張り。白い壁にアクセントをつけることで上質な空間になります。
リビングの間仕切りと色違いの壁紙。
ライトがゆらめく水面のようで紺色に一層映えます。
トイレ奥にはたっぷりの物入れを造作。サニターリ―スペースを整えます。
《before》
《after》